ころた通信vol.10

お久しぶりです!ころたです。

 

彼女の中にいる人格には、もちろん協力してくれる人格もいれば攻撃的な人格もいます。

 

本来は一人の性格で表現できるものが、昔の生活環境の中で自分を保つ為や守る為に別の人格を作り出す事で自分を保てる事があるんです。

 

その人格と年齢は、大きなターニングポイントだったり強烈な出来事があった時に生まれる?のがわかってきたのです

ころた通信Vol.9

次々と現れる人格、そして彼女を守ろうとする人格

 

まさにドラマや小説の中にしかないと思っていた事が、目の前で起こり体感する日々

 

睡眠時間も減り、熟睡する事がほとんどなくなっていったのでした。

でも、彼女を救いたい!この思いだけが僕の原動力であり、そんな僕を助けてくれたのがインナーセルフでもある3歳の時の彼女の存在、そ24歳の彼女の存在、そして彼女が作り出した男性の存在でした

ころた通信 Vol.8

解離性障害の中でも彼女の場合は解離性同一性障害という症状

 

彼女の小さい頃の人格だけであれば大きな問題はなく過ごせていた。しかし、そんなある日の事予想外の出来事が起きた

 

 

だいたい別の人格が出てきた時はわかる様になってきてたけど、今までと違う人格も出てきだしたのだ・・・そう、彼女を守る為にある人格だけでなく彼女を傷付ける人格も存在していたのだ

 

 

そして、その人格達は僕を嘲笑うかの様に彼女を傷付けようとするし僕にも攻撃をしかけてきたのだった。

 

それからというもの、仕事で家を空けるのも心配だし夜寝てても熟睡出来ず、緊張した日々が始まったのでした

ころた通信 Vol.7

「わかった、病院に行かずに何か出来る事を探していこう!その代わり、もう体調悪いのも隠さないで欲しいし、解離性障害も全て受け止めるから!」と伝えたのでした。

 

ただ、そうは言ったものの不安は募るばかり、僕は家族の誰にもそれをつけずやっていく事を決めたのです。

そこからは、ネットや本で情報を片っ端から集め試せる物は全て試していく日々が始まりました。

 

解離性障害に関しても専門書を彼女に内緒で買い、仕事で外に出てる際の空き時間でとにかく読み思い当たる症状の所に付箋を貼り、対応してみる事から始めました。

 

解離性障害とは簡単に言えば多重人格みたいな感じで、彼女の場合は小さい頃の自分や、何か大きな出来事があった際の人格、そして男性の人格などでした。

そして受け入れると言った事でその人格の彼女たちが様々な協力をしてくれる事になるのでした。

ころた通信 Vol.6

そうそう、彼女の話に戻ろう

 

彼女の口元の血を拭い、僕は彼女から今の彼女の実情を全て聞いたのです。

 

急性リンパの白血病の再発と解離性障害、しかも治療しなければ余命2年・・・

正直、愕然としたし覚悟はしていたがこの時の衝撃は生涯忘れる事はないだろう。

 

 

当然、僕は彼女に入院して治療をして欲しいと話した。しかし、彼女の言葉は「NO」

理由は、あの辛い抗がん剤治療をまたやりたくないし再発したら完治は難しいと言われたらしくそれなら入院せずに自分らしく生きて死にたいと告げられた

 

 

この時、自分はなんと無力なんやろう・・・余命宣告されて死が目の前に迫り【死】を受け入れた相手に対して何も言う事が出来なかった。

 

ただ、そこで僕の口から出た言葉とは

ころた通信 Vol.5

今日は7/14

忘れられない日

 

僕と彼女の間には実は子供を授かったんです。でも、彼女の心臓の持病の事があり、彼女は自分の事より子供が欲しいと言ってくれた

 

 

だけど、僕はその申し入れを断った・・・

確かに子供は好きだし欲しかった、けど、それと引き替えに彼女が居なくなるていう選択肢は僕にはなかった。

だって、子供が欲しければ授かる方法は他にもあるわけだから

 

だけど、思い事がある

僕は一人の人の命を断ったんだと・・・

自分にそんな権利があったのか?僕は殺人をしたのではないかと・・・

 

その答えはもちろん今も出ていない

だからこそ、僕はその罪を死ぬまで背負い生き抜くしかないのだって

 

 

抱いてあげれなくてごめんな

 

ころた通信 Vol.4

心臓手術が無事に済んだにもイマイチ体調がすぐれない彼女

 

そんなある日の夜、寝てるとドサッ!て音が聞こえ目が覚めた。そして音のする方を見ると・・・

ベッドに背を向け俯きながら何かをしてる彼女の後ろ姿が見えたんです

 

眠気も吹っ飛び彼女の元に近寄ると目の前の壁に血が飛び散り、床にも血の後があり

何よりも口の周りが血だらけにも関わらず、賃貸の家だからとパジャマで必死に血を拭く彼女の姿があったのです・・・

 

「そんなんはどうでもいい!それより口の血を拭くのが先やろ!」僕はそう叫び彼女の口元の血を拭いたのでした